二拠点居住ってどうなの?


富士見町に移住をしてから1年弱、東京と富士見を毎週行ったり来たりする生活を続けているのですが、「”二拠点”って結構大変なんじゃない?」と聞かれることが多いので、実際のところどうなのか、よく聞かれる疑問や質問にお答えするかたちで、この1年弱の素直な感想を書いてみたいと思います。


「行ったり来たりで体力的にキツいんじゃない? タフじゃないとね~。」

と言われることが一番多いんですが、結論から言うと、全然大丈夫! むしろ東京にいて、ずっと電車で都内の各所を移動する方がよほど体力を使います。移住を機に歩数を測れるスマートウォッチを買ったのですが、移動日や富士見にいる日の方が(車生活なので)歩かないです。逆に体がなまってしまうので、ジョギングや登山で体を動かすように心がけています。


「東京と富士見の往復、時間がもったいないんじゃない?」

特急あずさで片道2時間強、往復で週に4~5時間なのですが、個人的にはとても貴重な時間となっています。都会で仕事に忙殺されていると、情報をインプットしたり、考えを整理したりする時間をなかなかとれませんでした。車内では、もっぱら読めずにたまっていた本の読書やアイディアを練る時間として使っています。
唯一の難点は特急あずさがとても揺れること…。体質にもよりますが、僕はPCを広げて仕事をするのはちょっと厳しいですね。その分切り替えの時間だと割り切っています。


気になるお金の話。住宅費やら交通費やら。

独身か家族暮らしか、拠点に実家があるか等々、様々なケースがあるので一概にはいえませんが、都市部と富士見では地価が違うので、拠点が2倍になっても住宅費が2倍にはならないと思います。安価で自然に溢れた素晴らしい住環境が手に入ると思えば、とてもリーズナブルだと感じます。
交通費については、富士見までは新幹線ではなくJR特急ですし、もっと安価な高速路線バスもありますので、それほど負担には感じません。
住宅費も交通費も、工夫次第といったところでしょうか。



最後は、仕事とプライベートの時間を二拠点でどのように配分するか、という問題につきると思います。
 
今までの二拠点居住でよくあるのは「都会=仕事(平日)、田舎=プライベート(週末)」というケースが多かったと思いますが、僕は自営業なので、今まで東京でしていたのと同じ仕事を、富士見やこの諏訪地域で開拓していきたいと考えています。実際に色々なご縁を頂いて、こちらでの仕事も少しずつ増えてきています。

森のオフィスというコワーキングスペースがあってこそそんな挑戦ができたのかな、と思いますし、これから富士見に移住される皆さんや地元にいる皆さんと、一緒に新しい仕事やプロジェクトができればなと、楽しみにしています。